キッチンドランカー父
いつ頃からか、土日の夕飯の用意は父の役割になっています。
単身赴任が多く、土日しか帰ってこれない時期が長かったため、
家事や私たち兄妹の育児をしている母のため、そのようになったのかもしれません。
題名通り、夕飯を作りながら何かしらのアルコールを呑んでいる(種類問わず)ため、
夕飯が始まるころには、すでに目が座っています。
そこからあたかも「ここからが本番」と言わんばかりに、呑み始めます。
まあ、母もそれなりに飲むため、量(はか)がいくわけです。
今日はビールは500mlが2本、ワインを1瓶、焼酎半分ほど(食卓で)呑んだようですが、
はたしてキッチンではどの程度呑んでいるのでしょうか?
もともと私は父の事を「同居人」程度にしか思っていない薄情者ですが、
こういうアルコール絡みに嫌気がさしているのも、
そう思ってしまう原因の一つかもしれません。
今も昔も一匹オオカミの様に働く姿を、その体臭や頭の薄さ具合から感じると、
本当はもっと労わりたいとは思うのですが、
けれどもアルコールに飲み込まれている姿は非常にみっともなく、
そして本人自身、コントロール不能に陥っている事に気が付いていない、
これがアルコールでストレスを飛ばす人の典型的な例なのだなと、
今日も思ってしまったのです。
本当はこういう事をべらべらと話す私こそ非常にみっともないのですが、
けれども食べるもの、口に入るものを作っているのですから、
縮れた毛やビニールの欠片はしっかりと取り除いてほしいのです。
今日は新聞紙が味噌汁のネギに纏わりついていました。