ハロウィーンのお誘い
例えばクリスマスといったイベントに、私はさして興味が沸かず、
我が家では「クリスマス」=「ケーキを食べる日」の図式が出来るほど、
そのようなイベントに重要性も感じず、そして興味も薄い、
普通の日とさして変わりないのですが、
「10月のハロウィーン、参加しません?」と聞かれ
「はい?ハロウィーンって何処の国の行事?」と聞き返しました。
「ええと、参加するってどういうこと?」
「いやー○○さん(私の苗字)なら絶対、女性の恰好似合いそうなんで」
「…(複雑)」
同僚Kさんから「この人は多分、男じゃない」と思われているので、
やんわりと断ることも出来ず、あれこれと巡らしてこんな事を口走ってしまいます。
「…じゃあ、どんな格好すれば?」
「そうですね…ゴスロリとかどうですか?」
いきなりハードルが高くて黙ってしまいました。
ゴスロリを着る女性は、この片田舎でも稀に見るのですが、
嶽本野ばら、などを読んでいたら「ああ、こういうファッションなのね」と
淡ーい興味を持ちつづけています。
一言「着てみたいけれど」ってことが、偽りない気持ち。
最近はご無沙汰なのですが、女に化ける一式は揃っているので、
あとは服を揃えればいいわけです。
それにしてもピンキリですね。見た感じ生地の薄そうなのは買おうと思いませんが、
その後に着る機会も見当たりません。
20代後半になってゴスロリデビューなんて錯乱は起こさないと、
現時点では言い切りたいのです。