今朝の体調、少し思ったこと

性別迷子(MtX)でパニック障害持ちの図書館職員。逃げ出したカウンセリングを今年中に再開したいです。早く男から離れたーい!

久しぶりのスカート(ウィッグ無し)

性別不明、と前々から言っているのですが

結局のところ女とか男とかの「どちらかに寄る」というのも

それはそれで大変なわけです。

「男の象徴」はついていますが、これと言って排泄以外の機能は見当たらず、

寄せればある程度の大きさになる胸は持っています。

そうすると悩ましいのは服装、でしょうか。

 

例えば「男」として見られる服装といえばスーツですし、

例えば「女」として見られる服装の最大のものといえばスカートでしょうか。

このどちらも、居心地が悪いと言いますか、何回着ても慣れないといった感じです。

 

さて事の発端は例の同僚さん、Kさんの一言。

「是非女の子の恰好を見てみたい!」

この歳になって「女の子」とはいかに、と思ったのですが、

友人Yさん(小学・中学の同級生、腐れ縁)からの

「もうさ、Kさんのこと上手く使って惑わしてやれ!」

という助言(惑わす、がよく分からないのですが)があって、

「じゃあ…今度ね、今度、恰好していくよ」

と、少し押され気味に宣言をしてしまったのです。

 

今持っている服装の大半はユニセックスといいますか、

「安い、色が可愛い」といった理由で女物率が最近増えつつあり、

それと女装の服装をあれこれ探して組み合わせました。

 

で、当日(昨日の出来事です)

ウィッグがですね、絡んで絡んで絡みまくって、

梳かしても無理!というくらいにゴワンゴワンの状態で

「これは今日、無理か…」と諦め地毛で行くことにしました。

ちなみに地毛の長さは、ショートボブ。

ジェンダークリニックに通っている時に何度かそういう恰好をしていましたが、

地元でするっていうのは初めて…かもしれません。

 

結果、誰からも後ろ指さされたり、何かを言われるのもありませんでしたし、

例えば駅前で配布しているティッシュだったり、

商業施設の香水の香りの付いた紙を渡されたり、

そういうのを結構な頻度で頂きました。

男の人に声も掛けられそうになったんですが、さすがに逃げました。

(客引きとかそういう類でしょうか、黒いスーツを着た人たち)

 

そしてKさんは何かにつけて「可愛い!」を連発。

どさくさに紛れて何回抱きつかれたかも、覚えていない…。

 

私としては「あ、案外大丈夫なのかもしれないな」と思いました。

それは女の恰好をする、という行為にですが、

今まで女の恰好をする=女装、という図式が私の中にベットリと張り付いていたので、

(結局女装止まりなんだよなーお前はなーみたいな何か)

それを剥がす良い機会になったのかも、と思いました。

それと親からは「そういう恰好はするな!」と言われ続けていたのもあり、

一種の恐怖だったんです。それも薄れたような気がします。

 

こういう流れ、今までだと一人じゃうまく出来なかったんだなーと思いました。

理解してくれる人が近くにいるのは、それだけで心強いといいますか、

自分の希望や不安を叶えたり解決したりするには一人だと限界があると。

 

さて家に帰ってきて来て良いことばかり続くとは思えず、

慣れないペタンコのフラットシューズで爪が割れ、皮が剥け血だらけに。

今も痛い思いをしています。そして自分の足のサイズを恨みます。