果たして梅雨は何処に
ここ二日、三日で、一気に夏へと変わった気がします。
九州の地域では雨がひっきりなしに降り続いて、亡くなった人の数が
テレビを点けるたびに増えてしまうのは、やはり哀しいです。
同じ日本のはずなのに、何か遠い場所のことに思えてしまうこんな感覚、
本当は無くしたいものです。
私の住む地域は尋常でない暑さです、テレビのニュースになるくらいですから。
ベランダに並んであるプランターの花たちも、この暑さに参っているようです。
カラカラの花たちに、底から流れ出るくらい水をあげる、明るい熱気の夕方。
多分、太陽により近いような高さだから、
人が頭から落ちたら必ず死んでしまう、そんな場所に住んでいるから、
葉っぱも日に焼けてしまうのでしょう。
ベランダから見下ろす地上は、案外手が届きそうだと、毎日思っていて、
けれどパニック障害を引きずる今は、覗くことも困難です。
死に対して臆病になった、そういうことでしょうか。
死ぬことも生きることも、あまり差はないなんて言いつつも、です。