カミングアウトは時間がかかる
録画していたNHKの「バリバラ」を見ました。
今回のテーマは「カミングアウト その後」
実際、性別の事を友人や同僚に素直に打ち明けた時、
「なんだか、そんな感じがしてた」とか
「悩んでいることがあったら、相談して!」と、
好意的に受け取ってもらえることができたのは、私にとって良かったこと。
ネガティブ要素が強い私ですが、就職してから弾けてしまい、
「隠すこと、もう疲れた」と言動の端々に見せていたからかもしれません。
とはいえ、私がその時、そのカミングアウトの重さを知っていたかというと、
そう思っていなかったでしょう、恥ずかしながら。
とにかくあの瞬間は自分が「ただ軽くなりたい!」としか考えておらず、
吐き出すことで、体内の折り重なったものを
一枚いちまい取り出していただけに過ぎなかったと、思います。
「カミングアウトした後が大事」というのを、私は忘れていたようです。
実際、家族へカミングアウトした後、そこから何一つ進展していません。
私が「反対、批判されたから」その後の対応を放置してしまっているからです。
今風に言えば説明責任を果たしていない、そんな感じでしょうか。
本当はこの放送を一緒に両親と見たかったのですが、それすら躊躇ってしまう私。
そうして、薄々それに気が付いているけれど、聞けない両親。
もう少し強い心を持って、粘り強く「私のこと」を話すことが必要だなと思いました。