小さな花火を打ち上げるとき
毎週金曜日は、ハローワーク経由で紹介していただいた方から
1時間ほどカウンセリングを受けています。
本当ならば、かかりつけ心療内科の優しいおじいちゃん先生と
お話できればと思うのですが、やはり金銭面が…。
その分金曜日の先生は、市役所経由から紹介されたので無料です。
毎回泣いて、それからアドバイスもらって、心のデトックスしています。
波のある心身を引きずってそれでも行くのは、話しやすさと、
そして猛烈に好みの男性だから、というところです。不純な理由です、まったく。
明日、思い切って髪を切ろうと思います。
親からあれやこれや言われてではなくて、自分の意思を持ってです。
行きつけの美容院の担当さん(男性)が独立し、戸惑っていたのですが、
発想の転換と言いますか、考え方がグルンと回りまして、
新しい担当さんに「女性と同じカットをして欲しい」と言ってみよう、
そう思いました。
毎回髪を切るのは憂うつです。
本当は伸ばして後ろでキュッと結んだり、そういう人並みなことをしたいのです。
「普通という言葉ほど、違和感を感じるものはない。それは呪文であり、
時として自分の個性を閉じ込める箱になる気がする」
「いつも考えることは、目の前のもの、こと、すべてに対して、
普通ではないことは何だろうかということだ。
いわば、新しいことは何かと考えることだ」(正直 / 松浦弥太郎著)
自己啓発の本はあまり読めません、他者の成功例のひけらかしだと思うからです。
けれど松浦さんの本は、道に迷う者に対して、分け隔てなく
これからどう一歩を踏み出せばいいのか、どう見つめなおせばいいのか、
そのアドバイスが端的に書いてあるのが、心地よく、スッと入るのです。
自分の忘れていたことを思い出させてくれる、そう感じる文章です。
今日カウンセラーの先生に、髪を切ることを伝えると、
「何も大きくドカン!と大きなものを示す必要はないんです。
自分が出来る範囲で、小さな花火をちょっとずつ打ち上げて、
そうして自分に自信を持つことが大事なんです。慌てないで」
と言われました。
自信を持つ。今の私に欠けているもの。明日、勇気を出してみよう。