今朝の体調、少し思ったこと

性別迷子(MtX)でパニック障害持ちの図書館職員。逃げ出したカウンセリングを今年中に再開したいです。早く男から離れたーい!

美容院にて

予約の11時少し前に美容院へ。

先にシャンプーへと通されて、サッパリした状態へ。

 

私の隣にはロマンスグレーの髪色のお年を召した女性が座り、

髪を短くカットされていました。

話を盗み聞きしていると、この短さは初めてなの!と言い、

細かな質問をしながら、自分の思い描く髪型に近づけている、そんな様子でした。

 

「すごい!こういう髪型初めてだけど、気に入ったわ、ありがとう!」

と軽やかにお店を出ていく様を見て、うん、私も今日は頑張ると、思いました。

 「女性と同じカットをしてほしい」

昨日、練習してきたから、大丈夫。

20代後半の性別迷子がセリフの練習をしてきたとは…どうぞ笑ってやって下さい。

 

結果ですか?私はなかなかに満足しています。

むしろ、私の拙い語句や語群を拾い集め、そして髪を切る美容師さんの技術、

毎回頭が下がる思いです。

 

母は私の髪を見るなり「全然変わってないー」と口を尖らせましたが、

いつもと違ったショートヘアに、私は自分の頑張りを少し認めようと思いました。

お風呂に入って、髪を乾かすのがなんだか楽しみです。

 

 

 

 

 

小さな花火を打ち上げるとき

毎週金曜日は、ハローワーク経由で紹介していただいた方から

1時間ほどカウンセリングを受けています。

本当ならば、かかりつけ心療内科の優しいおじいちゃん先生と

お話できればと思うのですが、やはり金銭面が…。

 

その分金曜日の先生は、市役所経由から紹介されたので無料です。

毎回泣いて、それからアドバイスもらって、心のデトックスしています。

波のある心身を引きずってそれでも行くのは、話しやすさと、

そして猛烈に好みの男性だから、というところです。不純な理由です、まったく。

 

明日、思い切って髪を切ろうと思います。

親からあれやこれや言われてではなくて、自分の意思を持ってです。

行きつけの美容院の担当さん(男性)が独立し、戸惑っていたのですが、

発想の転換と言いますか、考え方がグルンと回りまして、

新しい担当さんに「女性と同じカットをして欲しい」と言ってみよう、

そう思いました。

 

毎回髪を切るのは憂うつです。

本当は伸ばして後ろでキュッと結んだり、そういう人並みなことをしたいのです。

 

 「普通という言葉ほど、違和感を感じるものはない。それは呪文であり、

  時として自分の個性を閉じ込める箱になる気がする」

 「いつも考えることは、目の前のもの、こと、すべてに対して、

  普通ではないことは何だろうかということだ。

  いわば、新しいことは何かと考えることだ」(正直 / 松浦弥太郎著)

 

自己啓発の本はあまり読めません、他者の成功例のひけらかしだと思うからです。

けれど松浦さんの本は、道に迷う者に対して、分け隔てなく

これからどう一歩を踏み出せばいいのか、どう見つめなおせばいいのか、

そのアドバイスが端的に書いてあるのが、心地よく、スッと入るのです。

自分の忘れていたことを思い出させてくれる、そう感じる文章です。

 

今日カウンセラーの先生に、髪を切ることを伝えると、

「何も大きくドカン!と大きなものを示す必要はないんです。

 自分が出来る範囲で、小さな花火をちょっとずつ打ち上げて、

 そうして自分に自信を持つことが大事なんです。慌てないで」

と言われました。

 

自信を持つ。今の私に欠けているもの。明日、勇気を出してみよう。

 

 

 

 

さようならカセットテープ

ここ数か月、モノに溢れた部屋(6畳間)の掃除を行っています。

断捨離、シンプルライフ、果てはミニマリストと、様々な言葉が飛び交ってますが、

住みやすくなればいいかな、と考えています。

あとは真面目に、生前整理も含まれていたり。

 

書籍の次に多かったのはカセットテープ。その数、数百本ほど。

ただこれは、自分がエアチェックやダビング(もう死語でしょうか?)したものなので、

父所有のカセットテープになると、本数は大よそ数倍あるかと思います。

 

私がポータブルのカセット機器を買ってもらったのは小学生のころ。

CDやMDが全盛の時代、周りにそのような機械を持っている人はいませんでした。

時代遅れ、その言葉が正しいと思います。

70年代のニューミュージックやフュージョン、ジャズなど、

父のカセットをコッソリ取り出し、夜な夜な聴いていたり、

あとはコンピレーションを作ったり、そういう可笑しな中学生でした。

 

その時に作ったテープを見ると「うわーよくやってるなー私!」と呆れ、

それの何かが楽しくて遊んでいた昔の私が、思わず恥ずかしくなりました。

細かい字で曲名を書き込み、曲間を極限にまで詰めるのは、もう忘れた芸当。

 

再生できる機械が壊れて、聴く機会が無くなってしまい、

思い切って、数本だけ残してお別れすることになりました。

他愛もないことで、そして自分の人生において「ちょっとした出来事」

けれど、そういう事があったからこそ、音楽に関しては

分け隔てなくジャンルレスに聴けるのかなと、つくづく思います。

 

さようならカセットテープ。爪を折るのが少し苦手でした。

 

 

 

 

 

三度の飯よりレーズン

「三度の飯より~が好き」って言葉がありますけれど、

私の場合その~に入るのは「レーズン」でしょうか。

好きなんだよねーという類ではなく、

無くなってしまったら大雨だろうと大雪だろうと買いに行く、

私の生活に欠かせない、黒くシワシワの粒たち。

 

嫌いな方も多いかと思いますが、毎日食べないと駄目なほどの中毒っぷり。

この前の誕生日には「無農薬の枝付きレーズン」なるものをたくさん貰い、

一週間もしないうちにお腹に収めました。

あの甘味と程よい酸味…もう一度食べてみたいです。

 

今朝ストックが切れたので、近くの百円均一のお店に走り、

いつも買っているレーズンを…と思ったのですが無い!え、なんで無いの?

店員さんに聞くと「完売しました」とのこと、まさか。

そして「今朝、買い求める人が多くて…」とのこと、一体何があったの?

 

調べると朝の番組で「干しぶどう酢」なるものが紹介されたからみたいです。

「リンゴ酢とハチミツを混ぜたものに漬ける」と書かれており、

さらに「便秘解消、免疫力アップ、高血圧予防、ダイエットetc」と、

なんだか使い回された感のある言葉のオンパレード。

つまり、私のレーズンは巷のちょっとした流行りに奪われた、ってこと?

なんだか悔しい…。

 

その後、別のお店で見つけたので無事買えたのですが、

この流行りに少しの間巻き込まれるようなら、通販で買っちゃう?と

そんな考えが頭をかすめました。

もっとも、お腹を下すほどの中毒っぷりを治すのも必要だと思ったり。

 

 

 

 

 

カミングアウトは時間がかかる

録画していたNHKの「バリバラ」を見ました。

今回のテーマは「カミングアウト その後」

 

実際、性別の事を友人や同僚に素直に打ち明けた時、

「なんだか、そんな感じがしてた」とか

「悩んでいることがあったら、相談して!」と、

好意的に受け取ってもらえることができたのは、私にとって良かったこと。

ネガティブ要素が強い私ですが、就職してから弾けてしまい、

「隠すこと、もう疲れた」と言動の端々に見せていたからかもしれません。

 

とはいえ、私がその時、そのカミングアウトの重さを知っていたかというと、

そう思っていなかったでしょう、恥ずかしながら。

とにかくあの瞬間は自分が「ただ軽くなりたい!」としか考えておらず、

吐き出すことで、体内の折り重なったものを

一枚いちまい取り出していただけに過ぎなかったと、思います。

 

「カミングアウトした後が大事」というのを、私は忘れていたようです。

実際、家族へカミングアウトした後、そこから何一つ進展していません。

私が「反対、批判されたから」その後の対応を放置してしまっているからです。

今風に言えば説明責任を果たしていない、そんな感じでしょうか。

 

本当はこの放送を一緒に両親と見たかったのですが、それすら躊躇ってしまう私。

そうして、薄々それに気が付いているけれど、聞けない両親。

もう少し強い心を持って、粘り強く「私のこと」を話すことが必要だなと思いました。

 

 

 

 

 

自転車、買い時かも?

自動車の運転が怖いので、私の足はもっぱら自転車です。

昨日、自転車の前輪がついにパンクしてしまいました。

 

自動車教習の時エンストは日常茶飯事、坂道発進で後ろの車にぶつかり、

クラッチで足がつる、ポールをなぎ倒すなど、毎回話題を届けました。

あまりの運転センスの無さに心が折れ、途中でオートマに変えたのですが、

親の失笑を買ったのを今でも思い出せます。

 

けれどオートマの教官に初回に言われたのは

「マニュアルなんてあんなの時代遅れだ!」とか

「君ぃ、オートマにして正解だよ!」という言葉でした。

 

とはいえ、転職に必要な資格欄の「AT不可」の文字に、何度も涙したものです。

 

20分ほど電車に乗れば江の島、という場所に数年住んでいたことがあります。

一度、愛用していた自転車が盗まれ(ご丁寧に壊された鍵がその場に置かれていて)

半年ほど経ったある日、お巡りさんが自転車を届けてくれました。

 

回収した場所が江ノ電の線路脇だったというのを聞いて、

案外、江の島は遠くないんだなと思い、

夏の朝、汗だらけになりながら、自転車で行ったのはいい思い出です。

 

思えば入学や卒業、就職など、生活が変わるたび

自転車を買い換え、お別れをしていました。

今の緑色の自転車も6年目。サビが目立つようになりました。

お勤めも再開することですし、そろそろ買い時なのかもしれないですね。

 

急な出費は毎度、痛いですが。

 

小便器の前の、男の子と私

身体の性と心の性、うまく合致していない場合

トイレはなかなかのストレスになるそうですが、

性別迷子(MtX)な私の場合、仕方ない時は立ってします。

(和式が苦手だったり、尿意に負けそうな場合です)

 

MtFの人の場合「立ってするのが苦痛!」という場合があって

私の場合、触るのも躊躇ってしまうくらい

「自分のが、気持ち悪い!」と常に思っています。

これは果たして自分のものなの?と毎回思ってしまいます。

 

高速道路のパーキングエリアのトイレは個室、小便器共に数が多いですよね。

今朝、運悪く個室が清掃と使用中で埋まっており、

仕方なしに小便器で用を足すことになりました。

隣の小さな男の子も、ズボンを膝辺りまで下げて用を足していたのですが、

ちょっと視線をずらすと、彼のが目に入ってしまいました。

 

車の中で、しばらく考えてしまいました。

あの大きさはどの位なんだろう、と。そういうくだらないことを。

ふと、自分の指先を見て、ああこれかも、と結論に至りました。

 

ホルモンを始める前は、こんな私でも人並みの大きさを持ち、

けれど最近では勃ちもせず、随分と縮んでしまっています。

これから成長して大人へとなろうとする彼と、

男としての役割から抜け出している私、

どちらも大体、大人の人の親指くらいの大きさでした。

(ずいぶんと卑猥な話で申し訳ないです、少し反省)